2007年10月10日水曜日

ドニゴール・フィドル・ウィークエンド

Donegal Fiddle Weekend in Glenties

10月7~9日の週末、ドニゴールのグレンティーズであったフィドル・ウィークエンドに行ってきました。

夕方6時にダブリンを出発、バスで揺られること4時間半。
約2年ぶりのドニゴール。グレンティーズのこのフィドル・ウィークエンドへは3年ぶり。
少しドキドキしながらメイン会場のHighland Hotel に入っていくと相変わらずの顔ぶれが並び楽しそうに飲んでいて、もちろん音楽はすでに始まってました。

Donegal Fiddle と言えば、有名なのはJohn と Mickey Doherty 兄弟ですが、彼らが亡くなった後はこのDoherty達と直接深い関わりのあった Jimmy と Vincent Campbell 兄弟がこのフィドル・ウィークエンドの大御所です。
ドニゴールの山男らしい大きな身体に優しい笑顔。私が初めて訪れた時には日本人の女の子を見てびっくりしてた様子だったけど、今では「おおぉ、またきてくれたかぁ!」って暖かく迎えてくれます。

今回はスコットランドやシェットランドからもフィドラーがやってきて、セッションやコンサートで素晴らし演奏を披露してくれました。
(いやぁ~、みんなデッカイ人達で、フィドルがちっちゃくて余裕&自由自在にフィドルを操ってる!って、もちろん普通サイズのフィドルやけど、彼らには小さいぞっ!)

2日目の午後はバスを1台借りて、John Doherty のお墓とMickey Doherty のモニュメント巡り。
目的地に着くまでの間、もちろんバスの中でもフィドルを弾いたり歌ったり。♪
お墓とモニュメントの前でもそれぞれ彼らにゆかりのある曲を演奏して、毎年こうして皆でDoherty達のことを語りあってるのです。

夜はコンサート。
演奏者はCampbell達 やスコティッシュ・フィドラー達以外に Dermot McLaughlin や アルタンの Mairead Ni Mhaonaigh と Dermot Byrne.
その他に、将来楽しみなドニゴール・ジュニア達!
この3少年、初めて会った4年ほど前はほんとに小さくて、私の方がフィドル上手く弾けたのに、今では舞台の上で堂々と人前で演奏できるようになってました!
まだ13歳だそうで・・・。すごい、恐るべし少年達・・・。

コンサートでの演奏はなかったけど、Martin McGinley と Ciaran O Maonaigh 達がセッションで
炸裂してました(苦笑)
ワフルすぎて、見てて弓が折れるんじゃないかって思うくらい!

アイルランドの他の地域のフェスティバルに行くと、大抵大きなセッションになって、時にはまとまりつかなくなる時もあるけど、ドニゴールでは一本のフィドルを交代でまわし弾きする、っていうのもけっこう見られます。
前出の10代前半の少年から80近いおじいちゃんまで分け隔てなく楽しんでいる姿は、
見ていて本当にほほ笑ましいし、こうして何年も何年も伝統が受け継がれてきているんだなぁ、って改めて思いました。

ここ2年ほど、ほとんど練習をしていなかったので人前でフィドルを弾く勇気がなくって、この週末も少しだけしか弾かなかったけど、やっぱり音楽は楽しいし、自分で弾けるともっと楽しい!
もうこれいじょう上手くはならいかもしれないけど、練習しなきゃ今より下手になるのは当然なわで・・・。
頑張りま~す ♪♪♪