2007年7月25日水曜日

Traditional Irish Music,Song & Dance Summer School in The Glen of Aherlow

720日から22日、Co.Tipperary にあるThe Glen of Aherlow という所で行われたサマースクールに行ってきました。

このサマースクールは去年から始まってまだ2回目。
ということでこの存在を知っている人はまだ少ないと思うのですが、ワークショップの先生達やコンサートの出演ミュージシャン達がなかなか豪華でした。

ワークショップの先生達
Fiddle Máire Breatnach (link)
Flute Desi Wilkinson (link)
Harp Laoise Kelly (link)
Bodhrán Colm Murphy (link)
などなど、で、私の相方、Button Accordion Adrian Scahill (link)



その他コンサート出演者
Uilleann Pipes
Gay McKeon
Button Accordion:Tony Mac Mahon

などなど、と地元の人達。
規模は小さくて、フェスティバルっていうよりは「集い」っていう感じがして、それが良かったです。

メインの会場は「Tig Roy」(Royの家)っていう主催者のロイさんが山の中に建てたカルチャー・センターです。

http://www.tigroy.com/roy2_new.html

ティペラリーの緑が豊かな山々と峡谷の中にひっそりと、地図にも載ってないくらいの小さな集落にあります。

空気が美味しくて、特に「これ」という観光地ではないけれど、ハイキングやヒル・ウォーキングには素晴らしい地域ですよ。




コンサートで一番良かったのはハープのリーシャ・ケリー
リーシャのCDは私のお気に入りの一つで、ダブリンでのリサイタルも
見に行ったことがあります。
彼女のハープ・チューンの演奏を聴いてると、すーっと心が清らかになっていくような感
じがするし、ダンス・チューンはHappyな気持ちになるんですよ。
まだ聴いたことのない人にはかなりのお勧めです


そして、この週末の一番の主役は地元のモーラおばあちゃん!

90才のこのおばあちゃん、今でも毎週水曜日のハウスセッションでは現役でフィドルを弾いているそうで、この週末でも披露してくれました。

「もうそうろそろ帰らなきゃ」って何度も言いながらフィドルを引き続けていたのが、とても印象に残ってます

私もあんなおばあちゃんになりたいっ!


今回はたまたま相方がワークショップでの講師とコンサートへの出演を依頼されたのでついて行ったけど、Sean-nós DancingSean-nós Singingもあって盛りだくさん。

期待してた以上に楽しかったです。

また来年も行けたらいいなぁ、って思います

2007年7月8日日曜日

久し振りのコナー・バーン

Dublin出身のフルート・プレーヤー、コナー・バーン。
有名なシンガー・ソングライター、クリスティー・ムーアの甥っ子さんです。

ここ5年間ほどは北アイルランドのベルファスト拠点にしていたのですが、昨年ダブリンに戻ってきました。

コナーの演奏けっこう好きだったのでベルファストに引越してしまった頃は「セッションで聞けるチャンスがなくなって残念・・・」って思ってたけど、ダブリンに戻ってきた話を聞いて、またセッションを一緒に楽しめるようになるのを楽しみにしていたのです。

彼の演奏は表現が豊か。単純なダンス・チューンでもメロディーラインがきれいに浮き上がってくる感じがします。それにダンス・チューンでの指使いなど技術的なことが素晴らしいのはもちろん、特に私が好きなのは彼の演奏するスロー・エアー。リサイタルで何度か彼の演奏を間近で見たけど、息の使い方がとても丁寧で曲の流れをいい感じにコントロールできるんですよねぇ♪
(以前はYoutubeで見れたけど、消されちゃったみたい・・・)

ダブリンに戻ってきてまた本格的に演奏活動を再開したようなので、また楽しみになってきました!

タイトルの「久し振りのコナー・バーン」をクリックするとJunさんのブログにジャンプして、さらにコナーの詳しい情報がわかります。
Junさん、ありがとう♪

2007年7月6日金曜日

The Journal of Music in Ireland

今日はアイルランドで出版されている「The Journal of Music in Ireland」っていう音楽雑誌の紹介。
クラシックやジャズ、ワールド・ミュージックの記事もありますが、やはりトラディショナル音楽関係のものが多いです。
2ヶ月程前からはサイト上で記事の一部を読むことができるようになりました。
もしそれで気に入ればオンラインで実際の購読を申し込むことができますよ。

今月号は夏のフェスティバル情報などもあるし、Seamus Ennisに関する記事やMartin Hayesのライブレポートなどもあって、トラディショナル音楽ファンには興味深い内容です。
(ちなみに、相方が書いたCDレヴューなんかもあったりして・・・)