2007年6月8日金曜日

Session with the Pipers

6月5日(火)、「The Cobblestone」であったライブを見てきました。


ここはダブリンにあるアイリッシュ・トラディショナル音楽が楽しめるパブの中では有名ですhttp://www.dublinks.com/index.cfm/loc/11/pt/0/spid/08F0D17F-528A-4BD9-948C91B5CB782769.htm



今回のライブはイーリアンパイプ協会「Na Píobairí Uillean」(いわゆるPipers Club)が企画しているライブコンサート・シリーズの一つ。http://www.pipers.ie/index.asp

月に一度の「Session with the Pipers」ということで、パイパーとその他の楽器を演奏するミュージシャン達をよんでの小さなコンサートです。

今回のパイパーはCormac Cannon。
若手ながら、安定して落ち着いた演奏を聴かせてくれました。
バリエーションもなかなか気が利いてて良い味を出してるし、レギュレーターの使い方とかセンスあって上手いなぁ、って思いました。
若手でこれだけ落ち着いた渋い演奏ができるなんて、これからますます注目の存在です。
あ、それと、彼は何度か日本に行って演奏もしているみたいですね。


後半はJohnBlake:フルートとLamond Gillespie:フィドル。
実は今回このライブに行ったのはこの二人が目当てでした。
この二人「TRADITIONAL IRISH MUSIC FROM LONDON」っていうCDを一緒に作って出してるのですが、それが結構良くて、お気に入りだったのです。http://celticgrooves.homestead.com/CG_Blake_Gillespie.html



私の相方から聞いたところによるとこのLamond、すごい「あがり性」なんだそうです。
ステージに出る前にある程度ほろ酔いでないとダメなんだそうで・・・。
確かに今回もそんな感じでした。
同じミュージシャンとして、相方は「見てるの辛かった。あいつ自分のフィドルとケンカしてるみたいだった」って言ってました。
素人の私から見ても「緊張と戦いながらなんとかやってる」って感じが伝わってきて・・・。
でも、それでも彼の演奏は素晴らしい、って思ったし、CDを聴くだけではわからないミュージシャン本人達のことが彼らの演奏を通して感じられて、ちょっと感動しました。

Johnは「やっぱり良い人だな~」と再認識。

何回か彼のフルート教室に通ったことがあったのですが、とても優しく丁寧な教え方で、セッションで会ってもいつも「優しい笑顔」の印象の人です。
普段はお喋り好きな感じではないのですが、今回のライブではこの「緊張してる相棒」のために、ステージの上で一言も喋らない相棒のかわりに一人でず~と曲紹介やら曲にまつわる面白い話などをしてました。それに、途中どうしてもトイレに行くのを我慢できなくなったLamond(苦笑)の穴を埋めるために、準備してなかソロ演奏をしないといけなくなったり!

そんな大緊張な二人だったのですが、後半では調子が出てきて良い感じで盛り上がり、久し振りに「行って良かった!」って思えたライブでした。

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